平成23年1月7日商標登録完了しました。 登録番号 第5380611号 共同権利者 国立大学法人和歌山大学 様
1 実施内容
地域産業資源を活用した新規デザイン建具の開発について、和歌山大学との共同研究を進めながら、「和歌山県の有する技術シーズを活かした新商品開発」を目標に建具における新しい空間活用について、調査・分析、企画・提案、試作を行なった。具体的には収納力を持ったドアの提案であり、市場調査、調査、商標調査、意匠調査の結果、新規性があると判断され、3タイプのデザインに及び試作を行なった。建具メーカーとしての技術シーズを活かしつつ、現代生活における消費者ニーズに応える商品であることに重点を置いた。ライフスタイル別の生活シーンを明確にし、それぞれの使用時における改善点、空間の使用効率を考慮した結果、以下の3点について具体的なデザインを行い、試作物を制作した。
1)Type-A (10〜30代 一人暮らし 女性向け 身支度支援)
2)Type-B (30代以降 世帯主 男性向け 趣味の収納)
3)Type-C (アパート・マンション向け 玄関収納)
さらに、これら収納力を持ったドアという新提案に対して、新ジャンル、新ブランドの創設を目して市場調査、商標調査を行い、「タナドア」というブランド名を決定しライフスタイル国際見本市に出展した。なお、「タナドア」は、和歌山大学と共同で商標登録出願に至った。
2 実施の効果と今後の取り組み方等
市場調査や特許調査、商標調査の結果、本事業は新規性があり、新ジャンル、新ブランドとしての可能性が多いにあることがわかった。また試作の結果から、上記Type−A、B、Cは実際の使用に際しても生活シーンの改善、空間効率の改善につながるものと考えられ、
現代の消費者ニーズに十分応える、市場性が強いとの感触をつかんだ。
事業の集大成としての、ビック展示会への出展(平成22年6月2日〜4日、東京ビックサイト「ライフスタイル提案型国際見本市」)では、商品の完成度をより強く訴求するため、ブランディングの考え方を導入して、商品だけでなく商品提案のブースからカタログ、ポスター、名刺に至るまでトータルでデザインを展開した。その結果、住宅メーカーや業界誌などの注目を浴び、開催中に3000部のパンフレットがなくなるほどの関心を集めた。また具体的商談の可能性も出てきている。
今後は、海外市場も視野にいれたいため、引き続き県のアドバイスを受けたいと考えている。